『 AUDEMARS PIGUET ROYAL OAK OFFSHORE DIVER × GALUCHAT CUSTOM/オーデマピゲ ロイヤル オーク オフショア ダイバー × ガルーシャカスタム』
例えば、
ロイヤル オーク オフショア ダイバーを腕につけてヨットで旅に出たとしよう。
その途中で綺麗な魚が見れるポイントに到着。ダイビングにまでこの高級時計をつけようと思う人は多くはないだろう。
HP問い合わせのお客様からFULLBRIDGEに届いたのが純正ラバーの付いたオフショア ダイバー。この時計を見て『よし!!ガルーシャベルトを付けよう』と誰も思わないだろう。一歩譲ってクロコダイルが妥当。。
アーバンライク(ダイビングをしない)を考えると純正ラバーベルトはチープなルックスまでとは言わなくても何かモノ足りないと思う人は少なくないだろう。クロコダイルバンドはロイヤルオークシリーズの純正で見かける。そうくると残されたのはガルーシャ。他で真似の出来ないガルーシャで加工を施し、オフショア ダイバーとセッティング。
ロイヤルオーク世界初となる粒がギラギラと輝く“泳ぐ宝石”ガルーシャでドレスアップ!!
【ガルーシャ皮革の説明となぜFULLBRIDGE以外は加工をやらないのか??】ガルーシャ(エイ)は昔から、“泳ぐ宝石(ラッキーフィッシュ)”と呼ばれて高級皮革素材として珍重されています。エイ革の銀面(表面)には、細かな粒が並んでいます。主成分は「皮歯(ひし)」と呼ばれる人間の骨や歯と同じリン酸カルシウムでできているため、非常に硬くガラスのような光沢が特徴的です。革自体がものすごく硬いため、縫うと針が折れたり、糸も切れたりと職人の工具全てまでを駄目にしてしまいます。いくら鞣し(なめし)の技術が向上したと言っても、職人は『ロイヤルオークのガルーシャベルトの加工』と聞いただけで、やろうとする職人は“0”に近い“1”だろう。このロイヤルオークの時計本体とベルト接続の駒部分は小さいパーツ、時計ベルトの構造に合わせガルーシャを本体と駒の形状に凸凹加工をしながら駒の動きを理解計算しないとロイヤルオークにガルーシャは付けられないのです。
ガルーシャは光があたるとこのようにギラギラと輝きます。
FULLBRIDGEのコバの仕上げ
インクはヨーロッパのハイブランド(LV,ボッテガ)御用達インクを入手し使用しているので長い間割れたりひびが入ったりしません。インクを塗っては、乾燥させ、磨き上げます。コバ面が美しくなるまで5日以上繰り返します。
裏スケから見える機構が美しい。。流石世界三大高級時計。
【取り付け】バネ棒を入れるときは、細心の注意を払います。尾錠に傷が付かない様にセロハンテープでカバー。これをやらないとNGです。気遣い心遣い、「かもしれない」注意が必要です。
完成したのがこちらです。
『オーデマピゲ ロイヤル オーク オフショア ダイバー × ガルーシャカスタム』
AP純正の尾錠、もちろんセッティングします。
※HPの問い合わせのお客様に聞かれるのですが、純正ラバーベルトにガルーシャ皮革を貼っている訳ではありません。0から全てオリジナル加工製作しています。
裏地はお客様のご希望により真っ赤な牛革。純正ラバーは6穴ですが、ここはオーダーメイドらしさを出し品よく3穴で。